【芳野友美 再現いろはにほへと】クリスマスにまつわる昔話 (1/2ページ) 芳野友美 再現いろはにほへと
☆Merry X’mas☆
私がクリスマスと聞くとまず連想するのは「麹断ち」。なんのこっちゃ分からないですよね(笑)
私の実家はものすごく田舎で、山のふもとの集落みたいな場所にあります。田舎って一年を通して、古くから伝わる行事が本当にたくさんあるんです!
その一つとして、12月24日に私の地元では「麹断ち」をします。
むかーしむかし、私が住む地区で大火事があり、「八幡二銭十六軒」焼失したと言い伝えがあります。耳で聞くと「8万2016?」とビックリしちゃうんですが、八幡様、一銭の床屋2軒、民家16軒が焼けてしまったそうです。それでもかなり大規模な災い。
以来、戒めとして一番必要な麹物を一日断つことになったそうです。
それが偶然にもクリスマスイヴ!!
主に味噌、醤油、お酢、お酒など口にできないので、幼い頃クリスマスイヴにご馳走を食べた記憶がない!
お味噌汁がダメだから朝はパン、お昼の給食は普通に食べたけど、夜はカレーライスと、我が家では、12月24日の献立は決まってました!
麹だけでなく、贅沢品もダメなので本来カレーライスも微妙なラインらしいけど…子供がいる家庭は割とカレーライスにしてたそうですよー。