記事詳細

【元文春エース記者 竜太郎が見た!】ロカビリー少年だった中村泰士さん こまやかな心遣いの繊細な人柄、最近は「あいみょんがライバル」が口癖だった (1/2ページ)

 作曲家の中村泰士さん(81歳没)と作詞家のなかにし礼さん(82歳没)が亡くなった。ふたりは細川たかしの『北酒場』のコンビ。歌謡界に大きな足跡を残したレジェンドだ。

 「おお、元気だったか。ひさしぶり」と会うたびに人懐っこい笑顔で筆者を歓待してくれたのは中村さん。沖縄国際映画祭へ取材に行くと、連日“先生”を囲む宴会があり参加していたのだ。

 三線(さんしん)の音が流れる庶民的な居酒屋で、関係者が集い、芸能史や作曲の裏話を聞かせてもらっていたが、先生の人柄のせいか穏やかでむつまじい雰囲気。ウイスキーをダブルのストレートでちびちびと飲みながら笑顔は絶えなかった。

 まるで家族と一緒にいるようなあたたかい時間。大御所なのに周囲を緊張させないのは、豪放磊落(らいらく)に見えてこまやかな心遣いをされる繊細な方だったからだと思う。

 中村さんは、ちあきなおみ『喝采』や桜田淳子『天使も夢みる』、ヒデとロザンナ『愛は傷つきやすく』など数々のヒット曲を生み出し、中山美穂主演ドラマ『毎度おさわがせしますII』(TBS系)にもレギュラー出演。

関連ニュース