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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】コロナ禍の紅白「スッキリ」演出の勝利 視聴率は2年ぶり40%台、今後のあり方変わるきっかけになるか (1/2ページ)

 史上初の無観客開催となった昨年の『NHK紅白歌合戦』は、当初の予想通り、ステイホーム効果で、2年ぶりに40%台に復活した。

 後半(第2部)の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)は40・3%。紅白は、昭和の高度成長期には80%台を記録するほどのお化け番組だったが、生活様式の変化や娯楽の多様化で視聴者離れは加速。

 「過去10年間は40%前後をうろちょろ。しかし受信料をもらっている手前、『紅白』の視聴率は40%を死守することがNHKの課題です。前回はオリンピック前哨戦のような演出がアダとなり37・3%とガタガタの結果。今回はどうなるのかと心配していましたが、数字が持ち直して胸をなで下ろしています」(NHK幹部)

 無観客での演出は、昨年8月放送の“夏の紅白”『ライブ・エール』で実験済みで、手応えはつかめていた。今回はNHKホールを中心に局内最大の「101スタジオ」「オーケストラスタジオ」を使って展開。三密回避の厳戒態勢が敷かれ、名物の共演者同士の応援もほとんどなく、レコード会社など関係者のホールへの入館も制限されたうえ、食べ物や飲み物の差し入れも自粛。例年だと混雑する舞台袖も導線厳守で密を避ける工夫がされていた。

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