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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】周りの考えるアイドル衣装に「キャバレーみたい…」と反発 ズバ抜けたファッションセンスと「明菜」開花 (3/3ページ)

 一方、田中は「当時のアイドルの衣装は大抵がパラシュート型に裾が広がったミニワンピースでした。アイドル誌の衣装はお嬢さま風。ステージでも堀ちえみさん、早見優さん、小泉今日子さん…みんな似たようなデザインで色の濃いアイドル衣装で並んでいました」と話し、こう続けた。

 「ところがあるとき、明菜が僕に言ったんですよ。『キャバレーの衣装みたい…』『普通こんな服、着ないと思いませんか』って。衝撃的でしたね。僕はアイドル誌の衣装はその人の好みで着ていると思っていたんです。まだ16、17歳でしたが、周りの大人の考える衣装やお仕着せの私服に彼女なりに反発していたんですね。その後のことです。明菜の衣装を見れば一目瞭然ですが、彼女のズバ抜けたファッションセンスに驚かされたのは…。まさに彼女の本能が炸裂(さくれつ)し、誰でもない明菜が開花していくのを目の当たりにしました」 (敬称略、芸能ジャーナリスト・渡邉裕二)

 ■中森明菜(なかもり・あきな) 1965年7月13日生まれ、55歳。東京都出身。81年、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』で合格し、82年5月1日、シングル『スローモーション』でデビュー。『少女A』『禁区』『北ウイング』『飾りじゃないのよ涙は』『DESIRE-情熱-』などヒット曲多数。NHK紅白歌合戦には8回出場。85、86年には2年連続で日本レコード大賞を受賞している。

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