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【ぴいぷる】谷垣健治 30年前、ジャッキー・チェンに「日本へ帰れ」と言われた青年が…公開中「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」で初メガホン (2/3ページ)

 「大学卒業後、アルバイトで稼いだ貯金50万円を手に、憧れのジャッキーに弟子入りするために香港へ渡りました。無謀ですよね」と苦笑する。

 「日本から来た若者の話を彼は親身になって聞いてくれました。でも最後に彼から『日本へ帰りなさい』と言われました」

 だが、帰らなかった。言葉も通じないまま香港で武者修行し、スタントマンとして頭角を現し、そして、アクション監督へと駆け上がっていく。

 ドニーとの出会いは1995年。彼の主演作にスタントマンとして出演した。「キレのある動き、何よりも根性の座った日本人だな」とドニーが注目。その後、彼から直接、何度も指名され“格闘相手”を務めた。

 2011年、彼の主演映画「捜査官X」でスタントコーディネーターに抜擢された。崖から川へ飛び降りるシーンで、スタントマンたちが怖がり誰もやろうとしなかった。その際、「私がやります!」と宣言、自ら飛び降りた。

 「全身傷だらけです。捜査官役の金城武さんが、『背中を撮らせて』と言ってスマホで撮影するので『どうするの?』と聞いたら、こんなの(=傷だらけの背中)見たことないから母親に送るんだと笑いながら言うんですよ」

 ドニーとの信頼関係はこうして築かれていった。

 「燃えよデブゴン」の撮影は香港、日本、中国で敢行。ドニーが“激太り”した香港の刑事を、竹中直人が“怪しい”日本の刑事を熱演した。「ブルース・リーやジャッキー、アクション映画が大好きな人が結集。アクションに国境は関係ない」と改めて確信した。

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