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【ぴいぷる】室井滋 女優、エッセイスト、声優…皆が楽しいと思ってくれることをどんどんやりたい 8日公開「大コメ騒動」は富山づくし! (1/3ページ)

 自らの地元である富山県の貧しい漁師町で、103年前に起きた米騒動を描く8日公開の映画『大コメ騒動』(本木克英監督)。出稼ぎに行った夫の帰りを待つおかか(富山弁で女房の意味)たちのリーダー役を演じる。

 「富山で実際にあった女一揆です。浜辺近くに石碑が立っていたり、小学校の教科書にも載っていたりします。映画はコメディータッチですが、歴史的な出来事だから、当時のリアルさはちゃんと描かれていると思います」

 おかかたちのチームワークがコメ価格の高騰に一石を投じた。しかし、文字面で歴史を学ぶことはできるが、女性が簡単に活躍できる世の中ではなかったために、騒動そのものが“恥ずかしいこと”という考えもあった。これまで体験談が生き証人から語られることがなかっただけに、地元出身ながら詳しくは知らなかった。だからこそ、映画が新たな歴史の伝承になるのかもしれない、と思いも熱い。

 「若い人は方言を伝わりにくいものとして敬遠しがちなのかもしれないけど、テレビで何かとテロップが流れることには違和感もありますよね。同じ方言でも祖父母世代と若い人の発音とでは、微妙な違いがあるけど、同郷の本木監督も、当時の雰囲気にはすごくこだわっていらして。やっぱり自分の言葉を最もストレートに表現できるいわば“母国語”を話せる現場には、いつもと違った気合が入りました」

 独特な鼻濁音で発音する“ことば”に苦戦した演者も多かったようで、その点カラダに染み付いたなまりは、方言指導者としても重宝された。

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