記事詳細

【高須基一朗の“瞬刊”芸能】錦野旦と成人式の苦い思い出 コロナ収束後に“青春の過ち”おわびしたい (1/2ページ)

 コロナ禍で成人式を開くか中止するか、苦慮する姿がワイドショーで伝えられた。それほどマジメな姿勢で成人式を迎えたのか、自身を振り返ってみると、苦い思い出があった。

 23年前も列島は大寒波に包まれていた。大雪の中、私は“悪友”たちとタクシーに相乗りして、新宿の東京厚生年金会館に向かった。

 当時は、若者の気を引こうと有名人をゲストに迎える自治体が多かった。同窓会気分で騒ぎにきたような一部の出席者は、スピーチが始まっても静まらず、ちょっとした社会問題にもなった。

 私はその“一部”の側だった。ゲストに迎えられたのは、歌手の錦野旦さん。90年代には「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」などバラエティーで“スターにしきの”として大人気だった。

 新成人への応援歌として「空に太陽がある限り」を歌うことが決まっていた。

 われわれは仲間3人で悪巧みをした。

 歌が始まると同時に最前列から大音響がするある“おもちゃ”を鳴らし続けたのだ。いくつかルールは決めていた、「危害を加えるようなことはしない。あくまでもバラティー番組のようなドッキリ作戦である」。

 会場では笑いが起きたが、錦野さんの胸中は穏やかではなかっただろう。しかし、腰が据わっていて少しも動じず、ニコニコしながら「そこの若者! もう大人の仲間入りなんだから、やめなさい」と、悪ガキを教え諭す兄貴分のような口ぶりでいさめてくれた。

関連ニュース