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【ぴいぷる】ジャルジャル後藤淳 福徳に誘われNSC受験、笑い極めるため愚直に18年「ネタ考えているときが一番幸せ」 (3/3ページ)

 「なぜ13年も? 途中で辞める理由がなかった。ラグビー部出身で体育会系だという意地もありましたから」

 この真摯な姿勢に映画界が着目した。「ヒーローショー」(2010年)ではコンビで主演を務めることになる。重鎮、井筒和幸監督からは当然のように痛烈な洗礼を浴びたという。

 「何十回演じてもOKが出ず、同じシーンの撮り直し。スタッフに『これが映画現場なんですね』と聞いたら、『いや、井筒組だから。ここで鍛えられたらどんな現場も平気になるよ』と教えてくれたんです」

 以来、単独で「記憶にございません!」(三谷幸喜監督)や「銃」(武正晴監督)に出演。

 「監督の撮り方はそれぞれ違います。今回はセリフも多くて大変でしたが、木下監督がうれしそうに撮っていた。僕は座長として“笑顔の監督”を支えようと思いました」

 テレビの冠バラエティー番組で、街で若者をつかまえ、「今から実家へ行き、子供の頃のように母親に散髪してもらえ」と実行させる人気企画があった。4年前、この番組で父親と共演した。「ぼくは20歳まで父に散髪してもらっていたんです」と笑う。その父とは大阪府の吹田市長だ。

 芸風は奇想天外だが、まじめな努力家。それだけに周囲も一目置く。

 「福徳と2人、お酒もたばこもギャンブルもしません。笑いのネタを考えているときが一番幸せなんです」

 愚直に笑いを極める覚悟はコンビ結成時から18年、変わらない。(ペン・波多野康雅 カメラ・南雲都 レイアウト・河本亮) 

 ■後藤淳平(ごとう・じゅんぺい) お笑い芸人、俳優。1984年3月20日生まれ。36歳。大阪府出身。2003年、福徳秀介とお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。06年、関西大学卒業。07年、「NHK新人演芸大賞」演芸部門で大賞受賞。「キングオブコント2020」王者。10年、映画「ヒーローショー」でコンビでW主演した。

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