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【編曲家・船山基紀 変幻自在のヒット術】艶っぽい中森明菜と後光が差していた山口百恵 歌声が印象に残っているボーカリスト (1/2ページ)

 編曲家にとって、名ボーカリストほどやりがいがあるという。船山基紀は、その歌声が印象に残っているボーカリストとして、山口百恵と中森明菜の2人を挙げる。

 明菜とはデビュー曲『スローモーション』のときに出会った。

 「初めて会ったときはものすごく普通の子という印象だったんです。着ているものもどちらかというと地味な感じで。でも歌ったらすごくてね。仮歌の段階だったけど、すごかった。この子、いくつなのと聞きたくなるぐらい艶っぽくて」

 歌がうまいボーカリストに出会うと、アレンジにも力が入る。

 「派手なアレンジをするとバックトラックに負けてしまう子もいます。でも、歌がうまい子はもっとよくなるだろうと予感させてくれるので楽しいんですよ。僕がどんなに派手なアレンジをしても、それを越えてきますからね」

 山口百恵にはさらに驚かされたことがあった。

 「当時、東京・六本木にあったソニーのスタジオでオケのレコーディングが終わったところ、もうすぐ百恵さんが来ますよっていうので、待っていたんです。もう夜も遅かったので、スタジオのなかも照明を落としていたんです。すると、入ってきた百恵さんから後光が差しているの。本当だよ。驚いたね。背中の後ろが丸ーく光っているんだから。人のオーラってみたの、後にも先にも百恵さんだけだよ」

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