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【編曲家・船山基紀 変幻自在のヒット術】艶っぽい中森明菜と後光が差していた山口百恵 歌声が印象に残っているボーカリスト (2/2ページ)

 当時の山口百恵は人気絶頂で、キャンペーンや取材、テレビ出演などを終え、レコーディングは夜になることが多かった。深夜からの歌入れなんてざらにあった。

 「もうくたくただろうに、それでも歌が自然に体から出てくる感じなんだ。曲があって、アレンジがあって、歌手がいる。うまい人が歌ってくれると記憶に残る作品ができるから、アレンジャー冥利に尽きるよね」

 船山は語る。

 「ヒット曲って、至るところでその曲が聞こえてくるものだと思うんです。外に出ていても、いろんなところで曲がかかっている。言い換えれば、存在がずっと残っていくものがヒット曲なんだろうね」(福田哲士)

 ■船山基紀(ふなやま・もとき) 1951年、東京都生まれ。早稲田大ではハイソサエティ・オーケストラでサックス奏者として活動。ヤマハのポプコンで編曲の基礎を学び、74年から本格的に活動。デビュー作は中島みゆき『アザミ嬢のララバイ』。自身が手がけたヒット曲をCD4枚に72曲収録した『船山基紀 サウンド・ストーリー』(ソニー・ミュージックダイレクト)をリリースしたばかり。

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