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【CS・BS 今週の狙い撃ち】田中裕子の強い説得力 「ひとよ」<スカパー!CS218 東映チャンネル、2月12日(金)午後8時> (1/2ページ)

 12日午後8時からスカパー!東映チャンネルで放送されるのが、映画「ひとよ」です。

 これは2018年に公開された日本映画。「孤狼の血」で多くの受賞を果たした白石和彌が監督を務めています。

 主演の佐藤健をはじめ、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子ら出演陣が実に豪華。それだけでも期待ができる映画です。

 15年前のある夜、三兄妹が両親と暮らすタクシー会社の営業所で事件が起こります。母・こはる(田中裕子)が、暴力から子供たちを守るために父親を殺めたのです。警察へ出頭後、こはるは音信不通となるが、15年ぶりに三兄妹の前に姿を現し…。

 出演者が実力者揃いということもあって、とても硬派な映画です。その中心にいるのがベテラン田中裕子でしょう。最初に出てくるシーンからして、もはや誰かわからないくらい“美”からは離れた役で、夫を殺した妻という役どころを演じ切っています。

 家族に対しての暴力行為が止まない夫を殺し、子供たちに「これであなたたちは自由よ。好きに生きなさい」と言い放った母親。単純に見ていると、お母さんは子供たちを救ったように思うのですが、実情はそういうものではないのです。多感な時代を「母親は人殺し」と言われて過ごした子供たちは、母親に対して複雑な気持ちを抱きながら育ってきたのです。

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