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【シネマパラダイス】切なく素直にドキドキする“人魚もの”「マーメイド・イン・パリ」

 パリを舞台に美しい人魚と心優しい男の触れ合いと淡い恋の行方を描くファンタスティックな恋愛映画。音楽、小説、映像とマルチに活躍、フランスのティム・バートンと異名をとるマチアス・マルジウの映画2作目。公開中。1時間42分。

 セーヌ川に浮かぶ老舗バーで、パフォーマンスをするガスパール(ニコラ・デュヴォシェル)はある晩、傷ついた人魚を見つける。家に連れて帰って世話をするが、人魚のルラ(マリリン・リマ)は美しい歌声で男をとりこにし、その後で命を奪い続けてきた。ルラはガスパールの命をも奪おうと歌い出すが-。

 【ホンネ】「ムーランルージュ」の時代背景をほうふつとさせる、何が起きても不思議でないマジカルでアナログな世界観、おとぎ話のような語り口に心奪われる。割に手あかがついた“人魚もの”だが切なく素直にドキドキ。ノスタルジックかつ素朴な音楽にも心躍る! ★★★★(映画評論家・折田千鶴子)

 ★5つで満点、☆=星半分

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