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【CS・BS 今週の狙い撃ち】単純ではない差別感情 「ドゥ・ザ・ライト・シング」〈スカパー!BS201 スターチャンネル2、2月21日(日)午後6時50分〉 (1/2ページ)

 アメリカでは、黒人に対する暴力や構造的な人種差別撤廃を訴える運動“Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)”が起こり、世界的な広がりを見せました。

 スパイク・リー監督は黒人を描く作品を多く手がけていて、2018年公開の「ブラック・クランズマン」では、差別に対する怒りが爆発したような作品でした。

 21日午後6時50分からスカパー!スターチャンネル2で放送されるのが、同監督の1989年の作品「ドゥ・ザ・ライト・シング」です。

 サルはイタリア系の移民で、ブルックリンの黒人地区でピザ屋を営んでいる。店は連日賑わっていたが、黒人地区でイタリア系白人が店を出していることに難癖をつける不良青年たちもいた。そんなサルの店でアルバイトとして働く黒人青年ムーキーは、口うるさいサルにうんざり気味。そんな夏の日、町の至る所でケンカが巻き起こり、ピザ屋でもケンカが始まる。その騒ぎに触発されたムーキーの怒りも爆発。事態は町全体の暴動へと発展していく…。

 約120分の作品ですが、前半だけではなく、終盤まで特にドラマチックなことは起こりません。ブルックリンの他愛のない日常が描かれていきます。しかし、その他愛のない日常の小さな蓄積が、終盤に大爆発を引き起こしていくのです。

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