記事詳細

【高須基一朗の“瞬刊”芸能】尾上松也、初主演映画「すくってごらん」で見せる歌舞伎役者の真骨頂 (1/2ページ)

 尾上松也(36)にとって映画初主演となる「すくってごらん」(3月12日公開)の前評判が上々だ。

 松也といえば、昨年、人気ドラマ「半沢直樹」のIT社長役で強烈な印象を残したことが記憶に新しい。共演者には先輩俳優の香川照之や、市川猿之助、片岡愛之助ら梨園ゆかりのベテランが揃い、“顔芸合戦”の歌舞伎ドラマとまで言われた。松也は浮き沈みが激しく、人間関係に一時は絶望する若手実業家をニヒルに演じて、板の上とはひと味違う魅力を開花させていた。

 だから、近い将来の映画主演は十分あり得るとみていたが、こんなに早いとは。

 作品は、大谷紀子原作による人気漫画の映画化で、「半沢直樹」とは関係がありそうでいて、ある意味、対照的だ。

 松也の役どころは、メガバンクの東京本店から、失言がもとで田舎町の支店に左遷された銀行員。金魚すくいとそれを取り巻く人々との出会いを通じて成長していく。

 「漫画を映画にするにあたってのアプローチが想像もつかない、なんて無茶なことを」と松也が公式HPでコメントしている通り、歌って踊ってのミュージカル仕立てになっている。「金魚すくい」という和の要素とダンスのコラボは、歌舞伎役者の真骨頂かも。

関連ニュース