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【シネマパラダイス】最初で最後の恋に引き込まれる少女と無力感にさいなまれる両親の葛藤 「ベイビーティース」

 病の少女と孤独な不良青年との破滅的な愛を描くラブストーリー。

 がんで闘病中の16歳の女子高生ミラ(エリザ・スカンレン)はある日、タトゥーだらけでヤク中の青年モーゼス(トビー・ウォレス)と出会い、恋仲になる。

 ミラはモーゼスに連れられて、ドラッグの売買やパーティーに参加し新しい世界を体験する。ミラの両親は当然、宿無しのモーゼスに嫌悪感を抱くが、娘のためにドラッグをエサにして彼を家に住まわせる…。オーストラリア映画。シャノン・マーフィ監督。19日公開、上映時間1時間57分。

 【ホンネ】刹那的に、最初で最後の恋に引き込まれる少女と無力感にさいなまれる両親の葛藤との対比がシリアスで痛ましい。

 少女の主観ショット映像が混沌(こんとん)として他の映像から感覚的に浮かび上がる手法が見どころ。 ★★★☆(映画評論家・山形淳二)

 ★5つで満点、☆=星半分

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