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“ヲタ活”で輝く7人の卒業のない幸福感 松坂桃李ら俳優陣の自然なヲタクぶりがいい 映画「あの頃。」 (1/2ページ)

 芸能界には昔から熱狂的なファン“追っかけ”がいる。AKB48グループの人気により広く一般にも浸透した“推し”も市民権を得ている。

 2000年代初頭、モーニング娘。らハロー!プロジェクトが席巻した時代。ファンは“ヲタク”として彼女たちと生きた。その頃を描いたのが公開中の『あの頃。』(今泉力哉監督)だ。

 時は04年。俳優の松坂桃李(32)が演じる大学生、劔樹人は大阪でくすぶっていた。バンドでベースを弾くも、やる気のなさを罵倒され、部屋でうずくまる日々。

 ある日、パチンコの景品のDVDを見て人生が一変。そこには「ハロプロ」の松浦亜弥がいた。別世界のファンタジーに触れた感覚。涙が自然にあふれ、一瞬にしてあややにハマってしまう。

 CDショップであややのPOPにくぎ付けになる。店長に誘われるままに足を運んだ「ハロプロあべの支部」のイベント。あっという間にアイドルに魅せられた男たちの一員に加わっていた。

 「ヲタ活」を通して劔の日常は輝き出す。週末は仲間の家でハロプロ談義。イベントを通してハロプロの啓蒙活動に注力し、新入りのメンバーを加えた7人でハロプロの曲を歌うバンドを組む。

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