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【シネマパラダイス】オリジナル脚本で描いた伝説のギャングの最晩年 「カポネ」

 1920年代、禁酒法下のシカゴで密造酒と賭博と売春で荒稼ぎし、政治家や警察をことごとく買収する一方、貧困層への施しでのし上がった伝説のギャング、アル・カポネ。そんな彼の最晩年をジョシュ・トランク監督がオリジナル脚本で描き、トム・ハーディが熱演している。26日公開。上映時間104分。

 1931年から10年間の服役生活を終えたカポネ(ハーディ)は認知症が進み、フロリダで愛妻のメエ(リンダ・カーデリーニ)と豪邸暮らしを始める。だが屋敷の外ではFBIのクロフォード捜査官(ジャック・ロウデン)が隠し財産1000万ドルを狙って監視していた。幼なじみのジョニー(マット・ディロン)が遊びにくると釣りを楽しみ、脳卒中で倒れるとカーロック医師(カイル・マクラクラン)が診察するが…。

 【ホンネ】梅毒による認知症でカポネは悪夢にうなされ、意識がもうろうとしている。過去の華やかな生活や悪事などを妄想として振り返るシーンが最大の見せ場。最新のSFXを使って妄想を描くところが高齢化社会のギャング映画らしかった。 ★★★★ 映画評論家・おかむら良

 ★5つで満点、☆=星半分

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