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【シネマパラダイス】有名画家にとりつかれた男たちをスリリングに描きだす「レンブラントは誰の手に」

 アート系ドキュメンタリー映画『みんなのアムステルダム国立美術館へ』などで知られる女性監督、ウケ・ホーヘンダイクの新作。画家のレンブラント・ファン・レイン(1606~69年)にとりつかれた男たちをスリリングに描きだす。26日公開。上映時間101分。

 ヨーロッパ有数の大地主バックルー公爵は城のような館で、所蔵する「読書をする老婦人」の置き場所を変えようと業者を呼ぶ。17世紀にレンブラントの後援者だったヤン・シックス家11代目の画廊経営者は競売で埋もれていた作品を安く買い、友人のレンブラント研究家のウェテリンク教授に真贋(しんがん)判定を依頼する。いっぽうロスチャイルド家では「マールテンとオープイェ」という2点セットの夫婦像を約200億円で売りに出し、仏とオランダの国家間問題に…。

 【ホンネ】庶民には実感がわかない金額で取り引きされるレンブラント作品。そこでは戦術、野心、友情、対立などなんでもありで、目が離せなくなる。バックルー公爵が置き場所選びに苦心し、彼自身も同じポーズで読書するのがかわいい。 ★★★★★ 映画評論家・おかむら良

 ★5つで満点、☆=星半分

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