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【酒井政利 時代のサカイ目】「卒業」から35年…斉藤由貴セルフカバーアルバムが温かい (1/3ページ)

 斉藤由貴がデビュー35周年を迎えた。1984年、『少年マガジン』の第3回ミスマガジンコンテストでグランプリを獲得。ラーメンのCMでテレビに初登場し大きな話題になった。

 85年に『卒業』(作詞・松本隆、作曲・筒美京平)で歌手デビューし、ドラマ『スケバン刑事』の主演で女優デビュー。一躍トップアイドルとして注目されるように。以来、着実に歩みを進めキャリアを重ねてきた。

 コロナ禍の中、配信ばかりが目立つ最近の音楽界で、セルフカバーアルバム『水響曲』をリリースし話題になっている。

 デビュー曲から87年の『「さよなら」』(作詞・斉藤由貴、作曲・原由子)までのシングルなど10曲を新たに録音した。詞曲は松本隆、筒美京平、玉置浩二ら80年代の音楽界をリードし、今も決して色あせないそうそうたるメンバー。

 プロデュースはオリジナルの編曲も担当していた武部聡志氏。アルバムは全曲とも、「シンプルな編成でリズムは入れない。あたたかいサウンドにする」というコンセプトが貫かれている。アコースティックピアノを軸に1曲ずつクラシックで使う楽器をフィーチャリング。そこに斉藤の透明感のある歌声が乗り、オリジナル曲とは色合いの違いが浮き出ている。