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【テリー伊藤 狸の皮算用】斎藤佑樹を覚醒させる 9億円VS1250万円 マー君と投げ合えば… (1/2ページ)

 田中将大投手が8年ぶりに東北楽天に復帰したことによって、涌井秀章、岸孝之、則本昂大、そしてドラ1の早川隆久投手らチームの投手陣が刺激を受けている。しかし、本来、一番触発されなければならないのは、日本ハム・斎藤佑樹投手だろう。15年前、夏の甲子園で投げ合ったマー君のことを、どういう気持ちで受け止めているのだろう。

 沖縄・国頭の二軍キャンプ初日にマー君について聞かれ、「僕自身ができるのは、ケガを治して同じステージで投げられるようにするしかない」とコメントしていたが、MLBのヤンキースで78勝をマークしたマー君は、日本で15勝の斎藤にとって手の届かぬ存在になってしまった。年俸も9億円に対して1250万円。18歳のときは斎藤のほうが商品価値は高かった。心に期するものがあるはずだ。

 斎藤は昨年10月に右ヒジ靱帯(じんたい)の断裂が判明したが、再建手術(通称トミー・ジョン手術)ではなく保存療法(PRP=多血小板血しょうの注射をする)を選択した。マー君もメジャー1年目にこのPRP療法をして、2カ月半後に復帰している。

 斎藤はキャンプではリハビリメニューとして肩やヒジに負担がかからないフォームで連日200球近く投げた。球速も130キロ台まで戻り、3月には打撃投手として投げる予定だという。