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【シネマパラダイス】“ヘイトシンボル”にされたキャラクターを取り戻せ 「フィールズ・グッド・マン」

 いつの間にか“ヘイトシンボル”として登録された漫画のキャラクターをめぐり、作者が本来の姿を取り戻そうと奮闘する姿を追ったドキュメンタリー。作者の友人、かつアニメーターとして活動してきたアーサー・ジョーンズの監督デビュー作。12日公開。1時間34分。

 カエルのペペが仲間とまったりと過ごす日常を描いたマット・フューリーの漫画『ボーイズ・クラブ』がカルト的な人気に。しかし「気持ちいいぜ!」と無邪気に放尿するペペの印象的なせりふや表情が、切り出されてネットに拡散。作者の手を離れ、差別主義者らが都合よく、ペペを使い始める。

 【ホンネ】差別主義者や非モテ男らが、ぺぺに怒りや主張を載せて拡散する“どうにもならない”状況にハラハラ! 今のアメリカ社会の現実が映し込まれ、興味津々。同時にひとごとと思えず、戦々恐々! ★★★★(映画評論家・折田千鶴子)★5つで満点、☆=星半分