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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】斬新な衣装へのこだわり 「読者はスタッフが選んだ衣装とは思わない」紅白出場決定でスタッフを困らせた (2/3ページ)

 「われわれにとって、日本レコード大賞と比べて、紅白はそれまでの実績から出場はほぼ間違いないと判断していました。正直、対策という対策はまったくしていなかったと記憶しています」

 その一方で「紅白出場が発表されたとき、明菜本人は、お母さんに一番喜んでもらいたかったようです。親孝行ということかもしれません、本当にうれしかったと思いますよ。おそらく紅白というのはそういうものなのでしょうね」。

 しかし、出場が決まっても、喜んでばかりはいられなかった。

 「決まったら決まったらで、その後が大変だった」と田中は振り返る。

 「出場が決まった後、衣装の問題が出てきたときは一大事でしたね。それまでステージ衣装は基本的にスタッフ主導で決めていました。しかし明菜自身は口に出してはいませんでしたが、納得してはいなかったのでしょう。紅白となると、さすがにそうはいかなかったんです。とにかく明菜自身は、それまでのアイドル的なミニスカートやドレスに疑問を持ち始めていましたから…。担当スタイリストやディレクターは連日連夜、打ち合わせをしていましたよ。とにかく、明菜も納得する斬新なものを作り上げようと必死でしたね」

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