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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】「紅白」リハ中に転倒、右膝脱臼も…本番では三波春夫と元気に宣誓 (2/3ページ)

 ワーナーで明菜の制作宣伝を統括していた寺林晁(現エイベックス・エンタテインメント・レーベル事業本部アドバイザー)の元に事務所の社長から電話が入った。

 「『レコード大賞』に向けて最終的な打ち合わせをしていたときだったと思う。『明菜が大変なことになった』って事務所から連絡が入ったんですよ。リハーサル中に転倒して大けがを負ったと。とにかく病院に連れて行かなければならないということになり、慌てて病院を探しました。年末だったので探すのも一苦労でしたね。それにマスコミに嗅ぎつかれでもしたらマズいってことで、深夜になってから病院に運んだんです。病院でレントゲンを撮るなどした結果、骨には問題がなく、しばらく安静していれば治るといわれ、ホッとしましたが…」

 もともと明菜は足が弱かった。当時の明菜を知る芸能関係者は話す。

 「小学校のときだったと思いますが、風邪をひきやすいなど体が弱かったことを心配した母親がクラシックバレエをさせたようですが、足が丈夫じゃなかったため続けられなかったのかもしれませんね。とにかく長時間立っているとむくみが出てきちゃうと言っていました。ですからコンサートでも、例えばアイドルの場合は昼夜2公演が当たり前でしたが、明菜の場合は基本的に1公演でした。そう考えると、年末で慌ただしいスケジュールで疲労がたまり、結局は転倒して脱臼する原因になったのかもしれませんね」

 しかし、大みそかの夜、明菜は無理を押して「日本レコード大賞」と「紅白」に出演した。

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