記事詳細

【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】「紅白」リハ中に転倒、右膝脱臼も…本番では三波春夫と元気に宣誓 (3/3ページ)

 「レコ大」では「ゴールデンアイドル特別賞」を受賞した。これは、放送を中継するTBSが、この年に限って特別に創設した賞だった。

 「83年に発売されたレコードで、明菜は4・8%という比率でトップだったことから、その栄誉をたたえ、与えたようです。このときも『禁区』を披露しましたが、司会の高橋圭三さんも(明菜の)さすがに足を心配していましたね」(音楽関係者)。

 一方、「紅白」では、明菜は紅組の代表として、白組の三波春夫さんとともにオープニングで宣誓に立つなど異例の扱いを受け、ステージでは足の痛みを堪え『禁区』を力いっぱい熱唱した。

 ちなみにこの年の「紅白」は、タモリが総合司会で紅組は黒柳徹子、白組は鈴木健二アナだったが、視聴率は前年の69・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を4・3ポイントもアップする74・2(同)%となった。 =敬称略 (芸能ジャーナリスト・渡邉裕二)

 ■中森明菜(なかもり・あきな) 1965年7月13日生まれ、55歳。東京都出身。81年、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』で合格し、82年5月1日、シングル『スローモーション』でデビュー。『少女A』『禁区』『北ウイング』『飾りじゃないのよ涙は』『DESIRE-情熱-』などヒット曲多数。NHK紅白歌合戦には8回出場。85、86年には2年連続で日本レコード大賞を受賞している。

関連ニュース