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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「声の職人たち」 1発OK! 痺れるナレーション 大滝秀治さんとの感激エピソードも (1/2ページ)

 「ちびまる子ちゃん」の天の声で知られるキートン山田さんが引退を発表されましたね。テレビ番組の「お馴染みの声」が変わるのは、仕方がないけれど寂しいものです。声優さんやナレーターさんは、アニメの登場人物と違って生身の人間ですから、年を取るのが宿命ですもんね。

 かつてドラえもんの声優さんが一斉に交代した時は感動しました。大山のぶ代さんの病状が悪くなったため、他の声優さんも揃って交代して若い世代にバトンを渡したのですよね。なんかその「友情」のようなものにジーンときました。

 ある有名番組で、体調があまり良くない先輩ナレーターさんのヘルプを、後輩の有名ナレーターさんが時折されています。その人も超売れっ子で、特徴的なナレーションで有名なのに、その番組のナレーションを読むときだけは自分の特徴をあえて抑えて、先輩を支える黒子に徹しているんですよね。

 僕はかなり「声の職人さんたち」を尊敬していますし、いろいろな声優さん・ナレーターさんたちにテレビマンとして育ててもらったと感謝しています。最初に担当した番組では「低音の魅力」で有名な女性ナレーターさんに、たくさん叱られました。「ナレーション原稿は縦書きで書かなければならない」「何枚もあるナレーション原稿はホチキスで止めずにクリップで止めること」など、基本のキから教わりました。

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