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【酒井政利 時代のサカイ目】なかなか桜を味わえない今年、歌詞に思いを重ねて…あいみょん「桜が降る夜は」など (1/2ページ)

 まさに歌が心に響く季節。桜は満開を迎えようとしているが、残念ながら今年は卒業式を終えた人たちが桜の花びらを肩に受けながら笑顔を見せる姿が見かけられなかった。その隙間を埋めるかのように、♪桜が降る夜は貴方に会いたい~というフレーズが気持ちに溶け込んでくる、あいみょんの『桜が降る夜は』。

 「レコーディング中、こんな歌詞が、こんな思いが自分の体の中にまだあったのかと、改めて思いながらちょっと胸がくすぐったくなりました。どうしてかわからないけど、そんな自分も残したいって日々思います。恋心はゆっくり年を取るのかもしれないです。そんなくすぐったい曲が今、必要な人に届けばうれしいです」とあいみょんがコメント。

 楽曲は、ABEMAで放送中の『恋とオオカミには騙されない』の主題歌でもある。番組は恋愛リアリティーショーと呼ばれる、複数の男女が一定の条件下で恋愛する過程を追う番組で、10代、20代に圧倒的な人気を誇る。

 「さまざまな色に染まってゆく男女の物語とこの楽曲がどう合わさるのか。楽しみにしてもらえたらと思います」(あいみょん)

 楽曲であいみょんが描くのは“貴方”と“私”の微妙な関係。恋しているのはわかっている。恋に踏み出したいけれど、踏み出せない。そんな繊細な心を歌う。

 ♪春を待つあの花のように~と歌うのは、映画『花束みたいな恋をした』(菅田将暉、有村架純主演)にインスパイアされた「Awesome City Club」の『勿忘(わすれな)』。日常の穏やかな愛と優しさ、多幸感が表現されたジャズ系のバラード。映画の予告映像やCMでも流れていた。