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『ラヴィット!』苦難の船出 TBSの午前8時台はなぜ苦戦するのか (2/3ページ)

 「今もそうですが、ワイドショーはどの局も同じようなニュースばかり放送する。『はなまる』は狙ったわけではないとはいえ、そんな番組ばかりに飽きていた主婦層を掴まえた。開始から2年も経たないうちに、数字が伸びていきました。1990年代後半は不況が本格化し始めた時代でしたから、自分の生活に関係のない芸能人の結婚、離婚よりも節約情報などに目が行くようになったこともあると思います。元シブがき隊の薬丸裕英、女優の岡江久美子というコンビが生活情報を伝える意外性もあった。他局にはない構成だったんです」

 視聴率の上下動はあったものの、2000年代まで『はなまる』は独自路線を走り、結果を残していた。しかし、対抗馬がNHKから現れた。2010年4月クールから、NHKは朝の連続テレビ小説を15分繰り上げて8時開始に。そして、8時15分から生活情報番組『あさイチ』をスタートさせた。これによって、同じテイストの『はなまるマーケット』は視聴率を奪われることになった。

 「2000年代までは朝ドラ終了直後の8時30分から『はなまる』が始まっていた。ちょうどNHKからTBSにチャンネルを変える人たちがいた。しかし、朝ドラの時間移動と『あさイチ』開始で、NHKは本気で視聴率を取りにきた。それ以前も『生活ほっとモーニング』という情報番組を放送していましたが、司会者はアナウンサーだけだった。『あさイチ』はV6の井ノ原快彦、看板アナの有働由美子を起用した。2人は朝ドラを受けて感想を言う“繋ぎ”を生み出し、そのまま視聴者をNHKに留めさせました。編成、制作、出演者がまさにワンチームとなって、『はなまる』に対抗していきました」

NEWSポストセブン

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