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【ぴいぷる】作曲家・佐藤直紀 きょうより明日、自分の音を超えていく NHK大河「青天を衝け」で劇中すべてのオリジナル・サウンドトラックを作曲 (1/3ページ)

 NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、劇中すべてのオリジナル・サウンドトラックを作曲した。テーマ音楽は、渋沢栄一の出生地である血洗島(現・埼玉県深谷市)の原風景から始まる。木管が鳥のさえずり、第1バイオリンが風を、第2バイオリンが小川を表現する。やがて時代のうねりやエネルギッシュな生涯が、音の塊となる。

 「余計な情報を入れたくないので、できればロケ地には行きたくないのです」

 そう正直に話した上で、「でも、今回は行って良かった。広大な風景の中に、渋沢家のわらぶきも再現され、農民の格好をした方々などを見たとたん、タイムスリップしたようでした」と和やかな表情に。

 大河を手がけるのは、無国籍で豪快なサウンドに注目が集まった『龍馬伝』(2010年)以来。ドラマ、映画、CMなど幅広い音楽分野で引っ張りだこの第一人者である。どうやって約2分50秒に時代を凝縮するのだろうか。

 「そうですね…。主人公の生き方、人間性。人柄といったことは、間違いなく重要です。気を付けなければいけないのは、ドキュメント番組のテーマではないということ。実在に寄りすぎるとドラマと乖離(かいり)してしまう。ぼくが意識するのはだれが演じるか。吉沢亮さんとお会いして、優しさ、素直さ。まっすぐさなど、どんな姿でキャラクターを演じるかがヒントになりました」

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