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夏帆「今という時代の空気を閉じ込めた作品」 コロナ禍の戸惑いや不安描くドラマ『息をひそめて』

 女優の夏帆(29)が、動画配信サービス「Hulu」のオムニバスドラマ『息をひそめて』(23日に全8話一挙配信)に出演している。

 コロナ禍を生きる人々の、戸惑いや不安を描く。第1話の主演を務めた夏帆は「今という時代の空気をそのまま閉じ込めた作品」と語る。

 東京都と神奈川県の境を流れる多摩川沿いの街を舞台に、長い時間を一緒に過ごすことがストレスになった夫婦や、部活ができなくなり喪失感を抱える高校生など、それぞれの日常をめぐる物語が展開する。

 夏帆が演じる妃登美は、祖父から受け継いだ食堂を切り盛りしていたが、外出自粛で客足が途絶え、閉店を考え始める。先の見えない状況に苦悩する姿は「昨年春の私自身の心情とも重なる」と夏帆。その記憶が鮮明な中で撮影に臨み「すごく自然に役に入っていけた」と振り返る。

 一方、今や必需品となったマスクの扱いに苦労したという。着脱のタイミングや動作が不自然に見えないよう、試行錯誤を重ねた。

 「飲食店なので、接客中はマスクを外せない。でも、ドラマとしては表情を見せたい場面もある」

 コロナ禍を機に、演じることの意味を改めて問い直した。

 「映画やドラマを見ないで生きていける人はいると思うけど、少なくとも私の人生には必要」

 つらいとき、何度も映像の世界に心を救われた。

 「私と同じような人へ良い作品を届けるために、これからも誠実に仕事を続ける」

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