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【シネマパラダイス】本好きの生活と向き合い方をのぞくオタク的ドキュメンタリー 「ブックセラーズ」

 古本を探して売り、本をこよなく愛するブックセラーたち。彼らの生活と本との向き合い方を世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側からのぞくオタク的ドキュメンタリー映画だ。辛辣(しんらつ)だが正直なニューヨーク派の女性作家フラン・レボウィッツがガイドし、女優パーカー・ポージーがナレーションを担当。ドキュメンタリーで活躍してきたD・W・ヤングが監督・編集をしている。23日公開、上映時間99分。

 かつて室内テニス場だった古いビルに無数に並ぶブックセラーズたちのブース。社会の多様化やデジタル化で本の世界は大きく変わったというものの、愛をこめて〈物好き〉と呼びたくなる本の虫たちがいるのだ。彼らが扱うのは希少本で、『不思議の国のアリス』の生原稿、『若草物語』のオルコットが別名で書いたパルプ小説など、好奇心をくすぐるものばかりだ。

 【ホンネ】ビル・ゲイツが史上最高額で競り落としたレオナルド・ダビンチのレスター手稿を初めて見た。値段はなんと28億円超え。あまりの金額で想像もできない。本好きには見逃せない映画。 ★★★★(映画評論家・おかむら良)

★5つで満点、☆=星半分

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