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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】「お化け」に阻まれたオリコン1位 「北ウイング」は彼女にとって重要な曲 (1/3ページ)

 中森明菜の7枚目のシングル『北ウイング』は、千葉・成田国際空港に第2ターミナルができる前、現在の第1ターミナル(当時は「第1」とは呼ばれていなかったが…)の北ウイングが舞台となっている。

 「当時、松田聖子さんと中森明菜さんはアイドルの両横綱でした。ただ2人の違いは…明菜さんはスロースターターというのか、じわじわといくタイプだと思いました。(制作現場の意向で)レコーディングには行けませんでしたので、デモテープでの判断になってしまいますが、とにかく一気に伸びるわけではなく、回数を重ねていく中で完璧なものができあがっていく…。しかも自らイメージを作り出して変えていく。そんなタイプのアイドルでした。ですから作品も最初と完成のときでは見違えるほど違う。常にステップアップしていくというか、完璧主義なのでしょうね」

 『北ウイング』の作曲とアレンジを担当した林哲司は、明菜についてそう評価するが、同曲について評論家の中川右介は著書『松田聖子と中森明菜(増補版) 一九八〇年代の革命』(朝日文庫)で次のように記している。

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