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『ノマドランド』が制したアカデミー賞の舞台裏 白人偏重との批判も若い女性やマイノリティーの躍進目立つ (1/2ページ)

 “白すぎる”と常に批判がつきまとってきた米映画界最大の祭典、アカデミー賞。93回目を迎えた今回も少しずつ変革を続けている。作品賞には中国出身の女性監督、クロエ・ジャオ氏が手がけた『ノマドランド』が選ばれ、ジャオ氏は監督賞にも輝いた。白人以外の女性監督の受賞は史上初で、俳優部門も含めて若い女性やマイノリティー(人種的少数派)の躍進が目立つ結果となった。

 『ノマドランド』は昨年、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞するとともに、トロント国際映画祭でも観客賞に選ばれていた。

 作品賞を女性監督作が、そして監督賞を女性が受賞するのは、いずれも2010年のキャスリン・ビグロー監督『ハート・ロッカー』以来史上2回目。しかもアジア系女性としては初の快挙となった。

 注目は、助演女優賞に輝いた韓国人女優、ユン・ヨジョン。作品賞にもノミネートされた『ミナリ』に出演しており、韓国人俳優がアカデミー賞を受賞するのは男女通じて初めてとなった。

 さらに助演男優賞には『ユダ・アンド・ザ・ブラック・メサイア』の出演した黒人俳優、ダニエル・カルーヤが初受賞している。

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