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【久住昌之 するりベント酒】新幹線で味わう老舗の駅弁「港あじ鮨」と地元のカップ酒「富士山」 短い乗車時間はかくも豊かに (1/2ページ)

 仕事で三島に行った帰り、久しぶりに列車内で駅弁!しかも新幹線で!コロナで、全然やっていない。2年ぶりくらいか。嬉しくて、オッサン、ホームでスキップしそう。やめろって。

 三島駅前の弁当屋「桃中軒」で「港あじ鮨」。店は狭くて新しいが、老舗の気がする。どこかそういう雰囲気がある。

 と思って、今これを書きながら検索したら、なんと創業明治24年! マジすか!……って、ちょっと軽薄でしたごめん。沼津を拠点としてチェーン展開している駅弁店だった。

 合わせるのはやっぱり三島近辺の地酒がいい。

 「富士山」というめでたい名前のカップ酒を購入。冷えたのがなくて、常温だったけど、それもまたいいか。

 これを買い込んで、新幹線に乗り込むワクワクったらない。自由席でも座れた。

 東京までそんなに時間はない。もったいぶらずに座った途端に包みを開け、カップの蓋も開ける。焦るな俺、またこぼすぞ。あいにくの曇りで、車窓から富士山は見えない。富士が見えると、駅弁の味が2割上がる。今日は清酒富士山の絵を眺めよう。

 おお、なんとこのアジ寿司、一箱で3種類の味が楽しめるようになってござる!

 いいじゃないのいいじゃないの。握りと、のり巻きと、この緑のゴロンとしたのはなんだ?なんと握りをわさびの葉で包んでやがる!こいつぁ気が利いてる。

 と思って、はたと緑色のプラスティック小皿に気づく。ん?なにこのザラザラ……あっと驚く生わさびセルフおろし!さすが静岡、やってくれる。

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