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【中本裕己 エンタなう】アカデミー賞「大トリ」の番狂わせ 名優アンソニー・ホプキンスが認知症を体現する「ファーザー」 (2/2ページ)

 作品賞がセレモニーの最後を飾るのが通例なのをあえて、主演男優賞としたのはワケがある。昨年8月、43歳で早逝したチャドウィック・ボーズマンが、遺作「マ・レイニーのブラックボトム」で受賞することが最有力視されていたからだ。

 そんな“筋書き”に抗ったアカデミー会員の選択。受賞の瞬間、ホプキンスがいた英ウエールズの自宅は朝4時。エージェントによると就寝中で、後にご当人はSNSで「83歳でこの賞を受賞するとは、本当に思っていなかった。とても感謝している」とコメントした。自身の父親が亡くなったときを思い出して演じたといい、「命が美しいものに思えてきました。家具に当たる日の光のようにね」と映画のHPで明かしている。(中本裕己)

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