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【奈良崎コロスケ 音楽とおじさん】第45回 これってもしかしてスカウト!? メジャーデビューと思いきや…

 原宿のホコ天からメジャーデビューをした代表格といえばザ・ブーム。彼らは1986年秋に結成し、1987年夏から原宿のホコ天を主戦場にしてライブを展開。1988年にスカウトされ、ソニーのオーディションを受けてメジャーデビューを果たしました。一方、ジュン・スカイ・ウォーカーズもホコ天で人気を得てからメジャー入りしたことで有名ですが、彼らは80年代初頭からライブハウスでキャリアを積んでおり、それなりに名の通った存在でした。その点、ザ・ブームは結成直後からホコ天に狙いを定めたあたりに戦略性の高さが際立ちます。

 デビュー当初は80年代に流行ったスカ色の強いビートバンドという印象だったザ・ブームは次第に音楽性を変化させ、1992年には沖縄民謡を取り入れた「島唄」をリリースし、メガヒットさせたのはご存じの通り。ホコ天しかり音楽性しかり、リーダーの宮沢和史は時代を先読みしながらバンドを主導していったのです。(奈良崎コロスケ)