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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】スタッフと感覚の相違が出始めて…“時代の空気を体現し始めた” (2/3ページ)

 「当時は今のようにネットのない時代でしたからね、新曲を発売したら販促展開で発売記念のイベントやテレビ出演、全国ラジオ・キャンペーンでのオンエア強化、アイドル誌を中心とした雑誌での露出展開など地道なプロモーションの積み重ねが重要になるのです。ラジオの場合、電話リクエストやベストテン番組が多かったので露出展開として重要でした。なので電話出演なども積極的でしたね。一方、レコード発売記念イベントなどは、もうデビュー時のような稼働はできませんから、ポスターやポップ広告、グッズを作る手法となっていました。ただ一番神経を使ったのは雑誌かもしれません。とにかくインタビューは基本的にNGで、撮影も状況次第では断ることが多かったですね、テレビもワイドショーなどは敵視していた部分があったので、プロモーションとして考えることはありませんでした。いずれにしても彼女の場合、限られた中で動かざるを得なかったように記憶しています」

 ワーナーのプロモーション戦略として最も力を入れたのが「賞レース」だったといわれる。

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