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【酒井政利 時代のサカイ目】上白石萌音のカバーアルバム 1つの楽曲を2つの顔を持つ名曲に (1/2ページ)

 上白石萌音の透明な歌声が、1970~90年代のヒット曲を生まれ変わらせている。

 カバーアルバム『あの歌-1-』『あの歌-2-』。

 「70~90年代の、音楽の黄金期といってもいいようなあの時代の音楽が、両親の影響もありすごく好きで、いつか私も歌えたらと、初めて私から企画を出しました」と上白石が明かすように、本人自身が歌いたいと希望した企画だった。

 「リスペクトを込めて、今までのレコーディング以上に時間をかけて大切に歌っています」

 楽曲への思い入れの熱量の高さが伝わってくる。収録曲は1が『年下の男の子』(キャンディーズ)、『キャンディ』(原田真二)、『夢先案内人』(山口百恵)、『木綿のハンカチーフ』(太田裕美)、『勝手にしやがれ』(沢田研二)、『さらば恋人』(堺正章)など11曲。2には『世界中の誰よりきっと』(中山美穂/WANDS)、『ダンデライオン』(松任谷由実)、『まちぶせ』(三木聖子/石川ひとみ)、『ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス』(スターダスト☆レビュー)、『PRIDE』(今井美樹)など全10曲。

 どれも名曲でヒット曲がそろった。中には力強い楽曲もあり、上白石のハイトーンボイスにそぐわないのではとも思えるが、非常に魅力的な仕上がりになっている。

 選曲には上白石の母親からのリクエスト曲も入っているようだが、「このアルバムを通して若い方々が新しい音楽との出合いがあればいいなと思いますし、この曲が青春だったという大人の方々に、もう一度あの頃を思い出して懐かしい気持ちに浸っていただけたらなと思います」。

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