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【ぴいぷる】俳優・大久保祥太郎 6歳でデビュー、エンタメの世界が僕の日常 (2/2ページ)

 「髪を刈り、初めて坊主頭にする予定です。米海兵隊の新兵役なんですが、稽古では髪が邪魔なのでいいチャンスです」

 「ドッグファイト」は、世界的にヒットしたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の作詞・作曲家の製作チームが作る注目の舞台で、ベトナム戦争出兵前日の新兵たちの物語を描く。「悲壮感を隠し、あえて明るく演じたいですね」と、はやる気持ちを抑えられないといった感じだ。

 演技者としていかにあるべきか。常に考え、探求心の“かたまり”のような若者。3年前には「演技の幅を広げたい」と、俳優で演出家の長塚圭史が主宰する劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」の試験も受けた。

 「偶然、団員募集のチラシを見つけて。僕には演技の修業の場がまだまだ必要だと。驚いたのは早朝からの稽古でした。でも、その理由は、夕方には団員を帰宅させるため。他の舞台では徹夜もざらですからね。長塚さんの演出は論理的で新鮮なんです」

 聞けば、子役として舞台に上がって以降、俳優としての仕事が途切れたことがないという。

 「一度も。運がいいんですよね」

 努力を重ね、実力があってこそ、生かせられるのも運である。

 ペン・波多野康雅 カメラ・彦野公太朗

  ■9月から上演の舞台「ドッグファイト」人生初の丸刈りで出演

 新作「ドッグファイト」は9月17日~10月4日、東京・シアタークリエ▽10月6日、名古屋・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール▽10月21~24日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。

 ■大久保祥太郎(おおくぼ・しょうたろう) 1995年8月27日生まれ。25歳。東京都出身。日本舞踊の家元の家系に生まれ、父は振付師としても活躍。母は元女優。子役として2002年、東京・芸術座の舞台「仁淀川」でデビュー。ミュージカル俳優として「レ・ミゼラブル」(05年~)、「ピーター・パン」(07年~)、「ロミオ&ジュリエット」(21年)など出演多数。師匠でもある父にはいまも稽古をつけてもらっている。「基本の所作として、日本舞踊はどんなダンスや演技にも生かせますから」

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