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家庭環境失った児童の養育者を熱演 川崎麻世、映画「ある家族」で自身の経験生かす

 川崎麻世の初主演映画『ある家族』が30日、公開される。この作品は、2020年1月に東京で上演した朗読ミュージカルの映画化だ。舞台では子だくさんの大家族とがんと闘病する妻が描かれていたが、映画ではファミリーホームが舞台となっている。

 ファミリーホームとは2008年の児童福祉法改正により実施されるようになった小規模住居型児童養育事業。家庭環境を失った児童を、里親や児童養護施設の経験者らが家庭に迎え入れて養育するというもの。川崎は養育者としてホームを経営する一ノ瀬泰を演じるが、ファミリーホームというシステムには、幼少期からなじみがあったようだ。

 「祖父が、ファミリーホームのようなことをしていたんです。なので、幼少期には血のつながっていないお兄さん、お姉さんと一緒に暮らしていた時期がありました」と明かす川崎。

 「祖父が経営していた喫茶店や美容院、遊園地のアトラクションなどで働いていた彼らは、やがて、外でパートナーを見つけて、自立していきました」と振り返る。

 映画では、育児放棄、いじめ、虐待、障害、就活といった多様な問題を抱える子供たちを自らの家庭に迎え入れ、家族としてともに日々を送っていたが、やがて里親の元に巣立っていくというファミリーホームの生活が描かれる。

 「たとえ血がつながっていなくても、絆は家族といえるのではないかな」と思いを語る川崎。

 妻役に野村真美、実子役に寺田もか、医師役に新藤栄作、阿部祐二、里親夫婦役に木村祐一、岡元あつこらが共演する。

 ロケは昨年、コロナ禍の中、約3週間かけて大阪と千葉で行われた。朗読劇で大好評だった川崎の作詞・作曲した楽曲のひとつが、映画内でも使用されている。

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