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小林麻央さんも通院した医師が逮捕 「臍帯血」とは何か (2/4ページ)

 だが現在、同クリニックは営業を停止している。院長が不在だからだ。

 ◆民間バンクが倒産して検体が闇ルートに流出

 8月27日、首藤容疑者を含む医療関係者6人が、再生医療安全性確保法違反で一斉に逮捕された。捜査していたのは、愛媛、高知、茨城、京都の4府県警の合同捜査本部。

 「容疑者を繋いだのは『臍帯血』。茨城県にある民間の臍帯血バンクから流出した検体が、仲介業者を経由して全国の医療関係者の手に渡った。首藤容疑者らはこれをがん治療や美容、アンチエイジング目的で複数の患者に移植していました。臍帯血移植は、厚労省に届け出をしなければいけないのですが、彼らは届け出をせずに無許可で施術をしていた疑いが持たれています」(全国紙記者)

 そもそも臍帯血を移植するとはどういうことなのか。高知大学医学部 先端医療学推進センターの相良祐輔名誉センター長が解説する。

 「臍帯血の中には、さまざまな組織や臓器の源である『幹細胞』が豊富に含まれています。移植する際はこの幹細胞を主成分とした臍帯血を採り出し、輸血する形を取る。主に白血病患者に行われる治療法で、造血機能を正常化させる効果が認められています」

 2011年に白血病を発症した大塚範一キャスター(68才)も、2013年に臍帯血移植に踏み切り、その後、症状を改善させている。

 1つのへその緒から採れる臍帯血は60~100mlとごくわずか。日本赤十字社や民間団体によって「臍帯血バンク」が運営され、同意を得た妊婦から赤ちゃんの臍帯血を冷凍保存し、活用しているのが現状だ。

NEWSポストセブン

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