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ジェリー藤尾さん最強伝説 喧嘩の強さで“中央線の鬼”の異名、過剰防衛の容疑で逮捕も

 14日に急性肺炎のため、81歳で死去した歌手で俳優のジェリー藤尾さん。『遠くへ行きたい』のヒットで知られる一方、芸能界きっての腕っぷしの強さでも名をはせていた。

 日本人の父とイギリス国籍の母の間に生まれたジェリーさん。高校在学中に歌っていたジャズ喫茶でスカウトされ、1958年、日劇ウエスタンカーニバルに出演、61年に『悲しきインディアン』でデビューした。62年には『遠くへ行きたい』が大ヒットした。

 奔放でコミカルなキャラクターも人気を博したが、ジェリーさんの強さはもはや伝説の域だ。

 歌手で歌手協会会長の田辺靖雄(76)が追悼コメントでしのぶ一方で、「何しろ喧嘩(けんか)が強くって武勇伝はたくさんあります」と触れたほどだ。

 「作曲家の曽根幸明氏(故人)もかつて自著で、ジェリーさんが“中央線の鬼”と呼ばれるほどの強さだったことを記しています。曽根氏自身も相当強い方でしたが、その曽根氏が一目置いていたそうです」と音楽関係者。

 デビュー前には愚連隊の用心棒をしていたとい、デビュー後の62年には東京・六本木のクラブで飲んでいるところを、暴力団組員にナイフで切りつけられて目の上などに2週間のけがを負うも、素手で返り討ちにして相手に10日間のけがを負わせたという。

 さらにはジャズ喫茶の帰り道に3人のヤクザに絡まれるも、これまた返り討ちにし、けがを負わせたため、過剰防衛の容疑で逮捕されてしまうという逸話まで語り継がれている。

 “昭和のレジェンド”が、またひとり旅立った。

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