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【歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡】所属レコード会社社員にはボーナス9・5カ月分! 楽曲提供・井上陽水のアルバムも売れる「明菜効果」 (3/3ページ)

 「明菜への提供曲でしたが、陽水自身は自分でも歌える作品と考えていましたからね。しかも、仕上がりはともに遜色がなかったことから、明菜のボーカル力をクローズアップさせるだけのインパクトがあったことは確かです。アイドルからアーティストに脱却する1曲となりましたね。もちろん陽水にも飛躍の作品になりました。アルバムには『ダンスはうまく踊れない』(石川セリ)や『ワインレッドの心』『恋の予感』(いずれも安全地帯)も収めていましたが、やはり注目は『飾りじゃないのよ涙は』。結果、アルバムは160万枚を売り上げ、フォーライフではアルバムタイトルに合わせて9・5カ月分のボーナスが社員に出たほどでした」(音楽記者)

 まさに「明菜効果」の逸話とも言えそうだ。 =敬称略 (芸能ジャーナリスト・渡邉裕二)

 ■中森明菜(なかもり・あきな) 1965年7月13日生まれ、東京都出身。81年、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』で合格し、82年5月1日、シングル『スローモーション』でデビュー。『少女A』『禁区』『北ウイング』『飾りじゃないのよ涙は』『DESIRE-情熱-』などヒット曲多数。NHK紅白歌合戦には8回出場。85、86年には2年連続で日本レコード大賞を受賞している。

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