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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】大仁田厚さんから漂う“香り” 電流爆破デスマッチで流した血を洗って現れる (1/2ページ)

 子供の頃に一度嗅いでしまって以降、私をとりこにした芳しくも、今ではめったに嗅げない香りを求めて生きています。どんな高級化粧品ブランドのフレグランスよりも圧倒的に私をクラクラさせるその香りとは“うさんくさい”香りです。

 小学生の頃、東京・新宿の花園神社の酉の市で、参道を埋め尽くすテキ屋の屋台の中に、その香りを発している正体の「見せ物小屋」がありました。小屋の主役である蛇女のパフォーマンスを見て恐怖におののきつつも、「生きた蛇をかじって生き血を飲んでいても、この人には普段の生活があるんだろうなあ」と生意気な感情が湧いたときに漂ってきた、うさんくさい香りは強烈でした。

 以降、どんなに世の中で成功した人間よりも、裏街道でさえ、たくましく生きている人間が発する香りに夢中になってしまったのです。

 先日、プロレスラーの大仁田厚さんと対談をしました。15歳でプロレスの世界に入り、将来を嘱望されながらも大けがで引退。その後、肉体労働や怪しい商売をしていましたが、土壇場でインディー団体を立ち上げ、「電流爆破デスマッチ」を開発して「涙のカリスマ」として大成功。その後、何度も引退と復帰を繰り返したり、政治家になったりと世間を騒がせてきました。

 現在63歳。この日は横浜で電流爆破デスマッチを終えたばかりの大仁田さんとの対談になったのです。

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