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【桂春蝶の蝶々発止。】自民党総裁選「花見客」を集められるのは誰か 「落語家の人気」と似ている「政治家への支持」 (1/2ページ)

 自民党総裁選(29日投開票)が盛り上がっていますね。マスコミの一極集中的な報道で関心は日に日に高まり、「解散総選挙となっても、また自民党が勝つんだろうなぁ」と思います。

 さて、私は今回、総裁選だけでなく、「政治家とはどういうものか」を論じてみたいと思います。私は、政治家への支持って「落語家の人気」と似ている気がします。

 落語家といえば「ネタの良しあし」が一番だと思われるでしょうが、違います。落語の技術は三番目くらいです。一番は何と言っても「マスコミ露出の量」ですね。そして、どういう人がマスコミに出られるかというと、面白いことも条件ですが、それ以上に、何となく見た目がよくてシュッとしている人、かわいげがある人、雰囲気がいい人…これが真実です。

 それは落語の高座にも表れます。「幸せなオーラが出ている人」とか、「見た目が輝いている人」にお客さんは集中する。「実も花もある」って言いますね? 「実」とは笑いをとる技術的な部分ですが、伝統芸能の世界では「花見客」がほとんどなんです。

 ツバメも尻尾が長いオスがモテるそうです。人間も自然界の1つですから、抗(あらが)えない。歌舞伎界も落語界も踊りやしゃべりより、見た目や雰囲気で判断されるんです。マスコミの人気先行型で、落語が超ど下手な人もいる。それでも、お客さんは人気の落語家を見られたという感動のまま、いつの間にか20分の高座は終わってしまう。人気とはそれだけ麻薬物質なんです。

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