【坂上忍の白黒つけて何が悪い!】今年公開で3本の指に入る名作 脚本が秀逸な「モーリタニアン 黒塗りの記録」 (1/2ページ) 坂上忍の白黒つけて何が悪い!
見応えがある作品です。
間違いなく、お薦め!
あと3回は観たい! 監督最高! キャスティングもベスト!
要するに、言うことなし!
アメリカ同時多発テロの首謀者の1人として拘禁された、モハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)。
しかし裁判が開かれることは一度もなく、明らかに不当な拘禁とされていた。
そんなスラヒの弁護を引き受けたのが、人権派女性弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)。
一方、政府は9・11における国民の怒りと哀しみを鎮めるためにも、テロに関与したと思われる人物を特定し、死刑という形でひとつの決着をつけたがっていた。
そこで名前があがったのがスラヒであり、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)を検察として立て、決着を図ったのである。
とまぁ、本作の構図はこのような感じなのですが、とにかくキャストが素晴らしい。
2度のアカデミー主演女優賞に輝いたジョディ・フォスターは言うまでもなくハマり役。
対するベネディクト・カンバーバッチも、ネタバレ覚悟で申し上げますと、これってむちゃくちゃな起訴なんですよ。要するにスラヒさんは無実なわけ。
で、カンバーバッチは途中でその事実に気づき、めちゃめちゃ苦悩するんですね。