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【ぴいぷる】男子料理研究家・福本陽子 オトコの料理はやった者勝ち 予約の取れない料理教室で延べ6000人超え (3/3ページ)

 「料理には凝り固まった頭をリセットする働きもあります。コロナ禍、家で仕事をしていると、オン、オフがつきづらいんですよね。少しの間、頭を空っぽにして料理に没頭すると、頭の切り替えができます。昨年5月から完全オンライン教室に切り替えましたが、メリットの1つは、自宅キッチンの調理器具、調味料を使って身近な食材を料理できること。それによって、自信もつくんですね」

 ということで、夕刊フジ読者の料理をしたことのない人にアドバイス。

 「やっぱり最初は簡単なところから。例えば、煮込みハンバーグ。シチューや煮込み料理は、わからなくなっても、レシピを見ながらゆっくり作れます。ハンバーグは野菜を切る、肉をこねる、焼き上げるという料理の基本となるプロセスを簡単に学べます。逆にチャーハンなどの卵料理はお勧めできません。卵は火が入るのが速いので、スピードが命。慣れないとアタフタします」

 19歳の夏、旅行関係の専門学校にいたとき、健康診断で肺の横に大きな腫瘍が見つかった。志望の旅行会社の内定を決めてから手術をした。

 「悪性だったら、あのとき人生終わっていました。神様のさじ加減で生かしてもらったようなもの。それで、何か人のためになるようなことをしたいと思いました。家族に料理を作ると『ありがとう』と喜んでもらえます。みんなを笑顔にする男子料理を広めていきたいですね。料理はやった者勝ちですよ」

 (ペン・鈴木恭平 カメラ・宮崎瑞穂)

 ■福本陽子(ふくもと・ようこ) 男子料理研究家、トータルフードプロデューサー。1971年2月12日生まれ。50歳。埼玉県育ち。旅行会社、マーケティング&コンサルティング会社を経て、2010年、「メンズキッチン」をスタート。父子料理教室「パパズキッチン」なども展開。料理を使った社員研修や食関連企業のコンサルティングなども手掛ける。著書は『料理ができる男は無敵である』(サンマーク出版)。「すごい料理を作る必要はありません。コンビニの総菜にプラスするだけでもいいんです。やれる範囲でやる。これが長続きするコツです」

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