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【シネマパラダイス】何でもありのエネルギッシュな世界観に圧倒 「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」

 演技派俳優ニコラス・ケイジを主演に、日本の鬼才・園子温が無国籍SFアクションでハリウッドデビューを果たした。日本語と英語のせりふが飛びかい、着物姿の女郎や浪人がスーツの米国人俳優と入り乱れ、極彩色の遊郭も登場。何でもありのエネルギッシュな世界観に圧倒される。上映時間105分。8日公開。

 サムライタウンで銀行強盗に失敗したヒーロー(ケイジ)に、裏社会を支配するガバナー(ビル・モーズリー)は逃げた女バーニス(ソフィア・ブテラ)を5日以内に連れ戻すように命じる。ヒーローはゴーストランドで話せなくなったバーニスを発見するが、ヤスジロウ(坂口拓)が命がけの対決を仕掛けてくる…。

 【ホンネ】園監督は2019年に心筋梗塞で倒れたが、当時、準備していたのが本作。復活した彼の世界では善と悪、東洋と西洋、権力と反権力がないまぜになったカオス状態で現代そのものだ。 ★★★★(映画評論家・おかむら良) ★5つで満点、☆=星半分

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