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【鎮目博道 テレビ用語の基礎知識】「イカ」 出すとなぜか視聴率がいい不思議なジンクス 最近は「病気と終活、お墓は数字を持っている」 (2/2ページ)

 ちなみに私が聞いたことがあるジンクスでいうと、「カナダ」は数字を持っているそうです。国内だと「浅草」ですね。あと動物だと「スズメバチ」は鉄壁です。カナダは結構ナゾですよねー。あと、私がテレビ朝日の朝のワイドショーにいるときに言われていたのは「玉川さん」ですね。特にイケメンでもなければ、爽やかでもないし、単なる裏方ディレクターなのに、ナゼか玉川徹先輩が画面に出ているだけで、視聴率がビックリするほど上がるから不思議でした。「怖いもの見たさ?」(失礼)と思いましたが、いまや朝の看板コメンテーターですもんね。

 逆に「これを出したらアウト」といわれている「持ってないジンクス」もあります。「スペイン」はほぼ確実に視聴率が来ないそうです。「ヘビ」もやばいですね。「茶色い食べ物」も見た目が地味なのでダメといわれています。

 あと昔、中国の胡錦濤元国家主席は、画面に顔が映るとビックリするほど視聴率が急落するので、先輩プロデューサーが「胡錦濤さんが出ると視聴率グラフがコキンと折れる」といって、いかにも「うまいこといったでしょ」という感じでニヤニヤしていたのをよく覚えています。

 ちなみに最近は「病気と終活とお墓は数字を持っている」といわれています。テレビはいまやお年寄りの視聴者が多いからですが、ちょっと寂しいといえば寂しいですね。

 ■鎮目博道(しずめ・ひろみち) テレビプロデューサー。上智大学文学部新聞学科非常勤講師。1992年テレビ朝日入社。スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのプロデューサーを経て、ABEMAの立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などを企画・プロデュース。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える! 「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版)。

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