【ぴいぷる】演歌歌手・岩佐美咲「自分を表現するための唯一の方法が歌」 AKBから演歌歌手デビュー10年 10枚目シングル「アキラ」発売中 (2/3ページ) ぴいぷる
幼いころから夢は歌手になることだった。近所のおばちゃんたちを公園に集めて童謡を披露していた。石垣の上で歌うリサイタルだった。
「テレビで歌っている人をみて、私もこうなりたいって思っていたんですよ。すると、なぜかお母さんが歌より先にダンスを習わせてくれて。小学1年生からなので、AKBに入るまで6~7年はやってましたよ」
ダンスはかなり本格的だった。小学校高学年のときには『機動戦士ガンダムSEED』の主題歌などで知られる玉置成実のバックダンサーを務めたことも。
「がっつりやってましたね。髪形なんて“コーンロウ”(細かく編み込んでいくヘアスタイル)でしたから」と意外な過去を明かす。
そんな彼女も13歳でAKB48のオーディションに合格し、アイドルとして活動することになる。
「楽しいし、やりがいはありました。でも、このままじゃソロの歌手にはなれない、夢をかなえるにはどうしたらいいんだと考えていました」
そんなとき、AKB内でカラオケ企画に参加することになった。母から演歌を歌うことを勧められると、それもそうだと『津軽海峡・冬景色』を歌い、見事優勝する。
「初めて、あの大人数の中で目立つことができたんですよ。一番になることなんて、それまでなかったんで、うれしかったな」
それをきっかけに演歌歌手デビューを果たすわけだが、「母のアドバイスがあったから今の私がいるんだと感謝です」。