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【久住昌之 するりベント酒】京都「たん熊」の「ちょっと贅沢な京のいなり」にエビスのビール 飲み屋ではとうていできない飲み方 (1/2ページ)

 駅のスーパーで、おいなりさんを一箱買ってきた。京都の「たん熊」の「ちょっと贅沢な京のいなり」。贅沢と言いながら、夕方で安くなってて、666円。

 おいなりさん。いい名前じゃないか。「さん」がつく食べ物って、ありそうでなかなかないよ。お餅だって、おはぎだって、おでんだって、呼び捨てだ。あと思いつくのは大阪の「飴ちゃん」だけど、あれは完全にローカル口語だ。

 本名、稲荷寿司。今、念のためにウィキペディアで「おいなりさん」を調べたら、稲荷寿司、稲荷神社、の後に「陰嚢の俗称」だって!ヒドイ。

 おいなりさんも、子供の時より、大人になってからの方が好きになったな。子供の時は、おにぎりやのり巻きと違い、中心に「身」が入ってないのが、ちょっと不満だった。この弁当のように単独で、最初から最後までおいなりさんだけというのは、ツマンナイと思ってた。おかずの助けが必要。

 大人になって、この一本調子なおいなりさんも、大丈夫になった。いや、大丈夫というより、おいしく最後まで味わえるようになった。

 おいなりさんの、機微、抑揚、表情、囁きを、食べながら感じ取れるようになった。って、ほんとかよ俺!酔ってんじゃねえの?

 すいません。ビールと一緒です。

 今や、おいなりさんで酒が飲めるようになっちゃいましたよ。シブイ。池波正太郎入ってきたか?

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